こちらは家具製作を営んでおります。
本業の合間にアンプキャビネット、スピーカーキャビネットの製作をしております。
今回は、高級スピーカーのエンクロージャーにも使用されるフィンランドバーチ積層合板（15mm厚）をバッフルボードに使用、シナベニヤ（15mm厚）をオーバルバック仕様の裏板に使用した高級キャビネットを製作してみました。



フィンランドバーチ積層合板
カバ材の合板で、ホワイトバーチとも呼ばれます。硬く粘りがあり、合板の中では最高の強度なので家具材などにも使用されます。スピーカー材としては優れた高級材料で、明るく透明感のある響きが特徴です。
１０枚目の写真はフィンランドバーチ積層合板を使用して製作したバッフルボードです。
参考写真になりますが、実際に同じ材料から切り出しております。
フィンランドバーチ積層合板は、４×８板1枚で数万円もする高級材料ですので、出品している物のみで今後の製作予定はありません。



スピーカー １２インチ仕様本体 SPF材 （１９ｍｍ厚）裏板 シナベニヤ （１５ｍｍ厚）サランネット Wheatバッフルボード フィンランドバーチ積層合板 （１５ｍｍ厚）スピーカー取付ネジ （４点止め、５×２０トラス頭小ネジ付属）スピーカー取付ネジ位置 （２９６ｍｍ）スピーカー外形寸法 （３１０ｍｍ以内）配線 Switchcraft #11 モノラルフォンジャック、ショルダー付き絶縁ワッシャ－、プラスチック絶縁ワッシャ－、ジャックプレート（新品でも擦れ傷があります。）、BELDEN ９４９７、ファストン端子（オーディオテクニカ ＴＬ２０５Ｍ、オス側５．２ｍｍ）、Kester44ハンダ使用ゴム足 市販品塗装 オイルステン（けやき色）、ウレタンサンディングシーラー下地塗装、ウレタンハーフフラット仕上げ塗装寸法 W５００×D２３２×H４１０（ゴム足１０ｍｍ含む）重さ ６．６５ｋｇ



１枚の板を順に組んでるので木目が繋がっています。
木が生えていた時と同じように年輪の古いほう（木の外側だったほう）をキャビネットの外側にしてあります。
ハーフブラインドダブテールジョイント加工です。
なるべく丁寧に製作を心掛けているのですが、製作工程で出来た傷、凹み、反り、欠け、割れ、色ムラ、塗装ムラ、スピーカー取付あとなどありますので、写真で判断お願いします。
こちらのキャビネットにはスピーカーは付いておりません。
キャビネットのみの出品になりますのでご注意下さい。



スピーカーの取付方法
裏板を外し後ろから付属のネジで止めます。
ネジの締め過ぎにごご注意下さい。
スピーカー取付ネジ位置 （２９６ｍｍ）、スピーカー外形寸法 （３１０ｍｍ以内）ですので、取付可能か確認してからの入札でお願いします。
僅かな違いでネジが入らない場合はスピーカーのネジ穴を広げて下さい。



試奏
メーカー品のキャビネットは所有していませんので、以前自作した同サイズのキャビネット（バッフルボードはMDF１２ｍｍ厚、クローズドバック）との比較になります。
フィンランドバーチ積層合板１５ｍｍ厚バッフルボードのオーバルバック仕様
抜けが良くなった。解像度が増した。高音寄りの印象だが、低音も迫力があり切れが良くなった。少し硬めの音色なので、スピーカーで調整すると良いと思います。
音色の感じ方には個人差がありますので、参考程度にお願い致します。



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